ロッテ 石垣島キャンプ打ち上げ、雨は2日だけ「実戦で誰が勝ち上がっていくか」

 「ロッテ春季キャンプ」(21日、石垣島)

 ロッテは石垣島キャンプを打ち上げ、伊東勤監督(54)が振り返っての総括を行った。

 21日間のキャンプ中、雨にたたられたのは2日だけ。開口一番、伊東監督は、「天気もよかったし、やりたいことはやれたと思う。これから実戦に入って、そこで誰が勝ち上がっていくかの戦いになる。結果を出す時がきた」と話し、さらに目標だった既存戦力のアップには、「全体的なできという点では力を付けたと思います。底上げはできた」と振り返った。

 鈴木を二塁にコンバートして、キャンプの注目となった平沢、中村、三木の遊撃手争いには、「もっとライバル意識を持ってやること。技術だけでなくメンタル面が左右する」と今後もこの3人を競わせていく方針だ。

 先発争いも激化の一途をたどっている。涌井、石川の2枚看板は別にして、「ワク的に5人になるか、それとも6人か」と言いながら、「(今後)結果を見ながら、優先的に決めていかなきゃならない」とあくまで実戦での結果を求め、21日に来日するスタンリッジについても、「スタンリッジであっても同じです」と言い切った。

 先発候補は新人の佐々木、酒居の2人に関谷、唐川、西野、大嶺祐、二木にスタンリッジを加えた格好で残りの3~4ワクを争う。

 評価上昇の佐々木、酒居の両ルーキーに関しては、「簡単に(打者を)抑えるのもどうかなと思う。プロはこんなものかと油断につながる。プロは違うぞと感じてほしい。いままではチーム一緒の紅白戦だったが、これから相手が変わって自分の投球ができるか」と今後はオープン戦などで積極的に起用するつもりだ。プロの水の苦さを味わうのも大事な勉強の1つと捉えている。

 WBC大会へ出場する石川には、「ずっと見ていてもボールはよかった。みんなが期待している中でどれだけの投球ができるか。戻ってきたら自信になるでしょう」と語り、さらに、「1つの答えを出してこの先の野球人生に生かしてほしい。いまはジャパンの一員としてチーム一丸となって頑張ってほしい」とエールを送った。

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