今季2000安打へカウントダウン 金字塔目指すベテランたち

 今年も大記録到達を視界にとらえ、カウントダウンが期待されるベテランたちがいる。

 現在、通算2000安打の大台に最も近いのは、中日・荒木雅博内野手(39)だ。現在1961安打で、残り39本。昨季は93試合出場で71安打をマークしている。チームは若返りへと移行しつつあるが、出場機会さえ得られれば、達成は時間の問題だ。

 次に、ロッテ・福浦和也内野手(41)が金字塔まであと68本に迫っている。93年秋のドラフト7位で、習志野高からロッテに入団。その年のドラフト会議で最後に名前を呼ばれ、プロ人生がスタートした。ドラフト制度導入以降、6位以下の指名選手の2000安打達成者は、新井貴浩(6位、広島-阪神-広島)、福本豊(7位、阪急)だけ。ドラフト外では秋山幸二(西武-ダイエー)、石井琢郎(横浜-広島)の2人がいるが、福浦が達成すれば、まさに“最下位指名”からの“下克上”となる。

 入団時は投手。1年目の途中に野手に転向し、プロ4年目の97年に1軍初昇格すると、以降、不屈の闘志で安打を積み重ねてきた。そんな地元・千葉が生んだレジェンドの名球会入りは、ロッテ党の“悲願”でもある。

 昨季はけがもあり36試合出場、20安打に終わったが、プロ24年目の今春キャンプは順調そのもので、万全のコンディションでシーズンの準備に入っている。一塁の定位置を、球界最年長の42歳・井口、4年目の井上らと争うが、大きな故障さえなければスタメン出場の可能性は十分で、大台到達へ近づく。

 その他にも、巨人・阿部慎之助捕手(37)が残り83本、ソフトバンク・内川聖一外野手(34)が残り104本と、いずれも射程圏内だ。阪神・鳥谷敬内野(35)も残り128本と、今季中の偉業達成へ、手が届くところにきている。

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