ヤクルト・高橋がドラ1寺島に“プロの洗礼”

 ヤクルトの高橋奎二投手(19)が24日、新人合同自主トレの12分間走に飛び入り参加。これまで抜群のスタミナを発揮してきたドラフト1位の寺島(履正社)を約100メートルも引き離し、先輩の貫禄を見せつけた。

 赤のウエアを着て燃える男がいた。2年目の“左のライアン”は、冷たい風にも負けず力強い走り。一度、後輩に抜かれたが、抜き返す負けん気の強さを発揮した。「あ~きっつ~」と叫ぶドラ1左腕を尻目にさっそうと駆け抜け、トップの3025メートルでフィニッシュ。“プロの洗礼”を浴びせた。

 「苦しいときにどこまで粘れるか」。母校・龍谷大平安の原田監督の教えだ。「力を抜いた寺島に、夜は説教です」。頼もしい先輩が、背中で引っ張っていく。

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