陽岱鋼 巨人V使者へ打率3割宣言 「なんとか壁をクリアしたい」

 日本ハムからFAで巨人に加入した陽岱鋼外野手(29)が12日、川崎市のジャイアンツ球場で初めて自主トレを行い、日本一へ全開始動した。昨年8月に右ろっ骨を折った影響も見せず、「リーグ優勝と日本一。それしか見えてない。早くチームの力になりたい」と決意をにじませた。

 新天地の空気を肌で感じながら約2時間、ノックを受けるなど精力的に動いた。これまで台湾でも打撃練習を行っていたが、この日のマシン打撃で強度を高め、右脇腹の状態を確認。「怖いところもあったけど、今日打撃練習をやる前の目標はクリアできた」と順調な回復をアピールした。

 日本一へ貢献するためにも、プロ11年間で達成したことがない打率・300を目指す。「なんとか壁をクリアしたい。打てたら高いレベルも見えてくる」。飛躍への手段の一つとして坂本勇や阿部の名前を挙げ「打撃を聞きたい。見て、吸収したい」と新たな同僚を教材に、引き出しを増やす考えだ。

 脇腹の不安がなくなれば、台湾球界から熱望されている3月のWBC代表入りへ前進する。「キャンプからバンバン、バットを振っていきたい」と、巨人1年目のシーズンへ向けても万全の準備を整えていく。

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