バレンティン、“レギュラー特権”剥奪 真中監督が明言「確定ではない」

 ヤクルト・真中満監督(45)が23日、来季残留が決まったウラディミール・バレンティン外野手(32)の“レギュラー特権”を剥奪する考えを示した。

 今季31本塁打、96打点の大砲で実績もあるが特別扱いはしない。「(今季は)投手力でやられた。チームのバランスを考えると、バレンティンといえども、レギュラー確定ではないと思います」と厳しい方針を打ち出す。

 今季は両リーグワーストの防御率4・73で5位に沈んだ。現状ではバレンティンに加えて右腕のルーキ、新助っ人で一塁のレギュラー候補のグリーンと、抑え候補のギルメットという布陣だが、さらに先発タイプの外国人投手を獲得する予定。外国人枠の問題で、今季の4番打者が来季は2軍暮らしとなる可能性もある。

 バレンティンは緩慢な守備や走塁が問題視されており、改善が見られなければ容赦なく2軍に落とす。厳しい立場に追い込まれた“60発男”。奮起する以外に道はない。

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