履正社・山口が変わらぬ思いを明かす 日本ハムから指名あいさつ受け

日本ハム・木田GM補佐、大渕スカウトディレクター(右から)を出迎える履正社・山口と岡田監督(左から)=大阪府豊中市の履正社高校(撮影・佐藤厚)
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 日本ハムからドラフト6位指名を受けた履正社の山口裕次郎投手(18)が4日、同校で指名あいさつを受けた。日本ハム側から大渕スカウトディレクター、木田GM補佐、芝草スカウトが出席する中、指名の経緯などについて説明を受けた。

 同校内の一室で日本ハム側と対面した山口の表情は硬かった。約30分、一連の経緯について説明を受けた本人は「当初と気持ちは変わっていない。気持ちは変わらないので、次、お会いする機会があれば気持ちを伝えるだけ」と変わらぬ思いを明かした。

 あいさつの場では指名してもらったことに御礼を述べ「『来ていただいてありがとうございます』と言われたことに、非常に好感が持てました」と明かした大渕スカウトディレクター。「日本ハムとしては交渉権を得て、一度、お話がしたい」と語った。次回交渉の日程について、現時点では未定となっている。

 山口はドラフト会議前から、4位以下の指名なら社会人野球に進む方針を明かしており、ドラフト前夜の各球団の最終問い合わせに対しても、山口の意思は変わらなかった。だが日本ハムは6位で指名。履正社の岡田龍生監督は、筋を通して指名を回避した球団もあることから「信用問題になる」などと語っていた。

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