広島新庄白星発進も…迫田監督ぶぜん ミス多発で「考えられん」

 「高校野球秋季中国大会・1回戦、広島新庄9-3徳山商工」(30日、下関球場)

 先取点を奪われはしたが、広島の王者は冷静だった。広島新庄は失点直後の二回、エース・有村の中前2点打ですぐ逆転すると、六回にも有村が右前適時打。七回以降も得点を重ね、13安打9得点で無難に初戦を飾った。

 ただ、迫田守昭監督(71)は「考えられん。勝ったからいいようなもののミスが多くて…。普通にやってくれればいいのに」とぶぜんとした表情。八回から1年生の竹辺を“試投”の意味で投入。最後は7回2失点で一塁に回した有村を戻して締めたが、全く笑みはなかった。

 31日は4強をかけて、広島大会準決勝で15-3と大勝した呉と対戦する。「今日は自分のピッチングができなかった。球速よりコントロールを意識してやりたい」とは有村。迫田監督の言う「普通に」できれば結果はおのずと出る。

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