広島新庄1年生コンビ大暴れ!大量15得点に貢献

 「秋季高校野球広島大会・準決勝、広島新庄15-3呉」(9日、呉二河球場)

 準決勝2試合が行われ、第1試合は今夏の甲子園大会に出場した広島新庄が呉に15-3で大勝し、2年ぶりに決勝に駒を進めた。1年生コンビの3番・河内恭英内野手、4番・古川智也内野手が2人で7安打7打点9得点と大活躍した。第2試合は尾道商が1-0で呉港を下し、1999年以来17年ぶりに決勝進出を果たした。15日に決勝と3位決定戦が行われる。広島新庄、尾道商と3位校が28日から山口で開催される中国大会に出場する。

 乾いた打球音とともに、白球は左翼スタンド芝生席に飛び込んだ。両手に残る感触を確かめるように3番・河内恭は、ダイヤモンドを一周した。

 1点差に詰め寄られた直後の三回1死から内角直球を「好きなコースだったんで」と強振し、流れを引き戻す追加点を奪った。夏の県大会に続いての公式戦2本目の本塁打。1年生ながら夏の甲子園にも出場した。「すごいピッチャーを見ることができたんで、この試合にも生きていると思います」と、4安打2打点、5得点と大量15得点に貢献した。

 4番・古川智は先制打を含む3安打5打点。準優勝した先週の岩手国体では「絶不調だったんです」と苦笑い。ただ、スタンドで応援するドラフト上位候補の堀瑞輝投手ら3年生とプレーしたことが奮起へのきっかけとなった。「3年生がいなくなって、1年生ですけど自分たちが引っ張っていこうと思った」と責任をあらためて認識することができた。

 迫田守昭監督(71)は「彼らは甲子園、国体の経験がありますから、2人が打つ方の柱。彼らが打たないと」と1年生の主軸に期待する。2年ぶりの決勝進出と4年連続での中国大会出場を決めた。「いろいろあるけど、先のことは考えていない」と慎重に言葉を選んだ指揮官。まずは広島大会の頂点を目指す。

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