立命大、来年のドラフト候補が快投!プレーオフへ 東克基10回無失点

 「関西学生野球リーグ・第8節3回戦、立命大1-0同大」(23日・わかさスタジアム京都)

 立命大が延長十回サヨナラ勝ちで、勝ち点を4に伸ばし、リーグ4連覇は関大とのプレーオフへ持ち越されることになった。原動力となったのは来秋ドラフト候補のMAX148キロ左腕・東克基投手(3年・愛工大名電)。強打の同大を散発の4安打に封じ、10回9奪三振無失点の力投で優勝に望みをつないだ。

 負けられない一戦でエースが真価を発揮した。中1日でのマウンドながら、立ち上がりから気迫の投球で同大打線を寄せ付けなかった。アベレージで140キロ台中盤の直球を主体に、凡打の山を築いた。延長十回には1死三塁のピンチを切り抜け「今年の春から含めて一番の投球。強打の同大打線を4安打に抑えられたことは自信になりました」と納得の表情を浮かべる。

 延長十回裏に代打を送られたが、味方がサヨナラ勝ちしたため、リーグトップの5勝目が転がり込んだ。「ベンチではずっと点を取ってくれと言っていた」と東。来年のドラフトは豊作だった今年と比べれば、候補の数もレベルも劣ると言われている。

 そんな中、今秋の関学大戦で最速148キロをマークした左腕が候補の1人になることは間違いない。立命大では史上初となるリーグ4連覇へ、エースは「プレーオフも投げろと言われれば投げるしかない。準備します」と力強かった。

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