ヤクルト山田が黒田に足でプレッシャー CS争いに貢献

 「ヤクルト3-1広島」(3日、神宮球場)

 ヤクルト・山田哲人内野手の足が光った。2年連続トリプルスリーに向けた盗塁は29で6試合足踏みしているが、走塁でCS争いに踏みとどまる勝利に貢献した。

 この日は無安打だったが、黒田から2四球を選び、得点に絡ませた。五回、バレンティンの打席では、一塁走者として黒田の動きだしより早いぐらいの好スタート。ファウルになったが、相当なプレッシャーをかけたはずだ。続く鵜久森の打席は、盗塁を仕掛けてから「石原さんが外していたし、黒田さんのモーションがすごく速かった」と瞬時の判断でハーフウエーから、一塁にスライディングで戻った。この後、打線がつながり、自身は3点目のホームを踏んだ。

 山田はバレンティンのファウルを振り返り「1球くらい待ってくれてもいいのに」と笑い「まだ試合はあるし(30盗塁は)大丈夫」。これからが本番のCS争いも、大いに期待できそうだ。

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