中日・平田いきなり3ラン!藤浪撃ち「力負けしなかった自分をほめてあげたい」
「阪神1-3中日」(29日、甲子園球場)
完璧なタイミングで振り切った打球は美しいアーチを描いた。一回2死一、二塁。ここで打席には中日・平田良介外野手。1ボールから藤浪の内角低めの153キロ直球にすべてをぶつけた。
「藤浪の真っすぐは速かった。それに振りまけないようにしようと思った」。バットの芯で完璧に捉えた打球は左翼席中段まで飛んでいった。文句なしの12号3ランに「力負けしなかった自分をほめてあげたい」と笑みを浮かべた。
「いつも生活をかけて打席に入ってますけど、藤浪のときはそれ以上のものをかけて、気合を入れないと打てません」。普段はかわいい後輩だが、打席に入れば命懸けの勝負。「球界を代表する投手ですからね。打てて良かった」。対藤浪初アーチを素直に喜んだ。