楽天ペレス来日2戦連発!メジャー経験なしの助っ人「負けは大嫌い」
「西武3-4楽天」(13日、西武プリンスドーム)
楽天が連勝で前半戦を締めた。立役者は新外国人のフェリックス・ペレス外野手。2点ビハインドの展開を追い付き、追い越すドラマの主役を演じた。メジャー経験のない途中入団助っ人が、2試合連続弾で後半戦につながる勝利を呼び込んだ。
2点を追った六回無死一、二塁で右前適時打。右翼・森の悪送球も重なって一気に同点。劣勢が瞬く間に優勢に変わり、今江の勝ち越し打を導いた。
そして七回2死。3番手・野田のスライダーを叩いた打球は左翼席へ。白星に一歩前進する一撃で、一塁側ベンチがまた盛り上がった。
「日本はレベルが高い野球なので、2試合連続で本塁打が打てるとは想像してなかった。ただ、僕は負けることが大嫌い。勝つために日本にやってきたんだ。後半戦も負けないようにやっていくよ」。敵地でのヒーローインタビュー。早口でまくし立てたスペイン語が興奮の度合いを物語る。ペレスがキューバの熱い風を運んできた。