巨人投壊ワースト13失点…高橋監督「勝負にならない」
「広島13-3巨人」(12日、マツダスタジアム)
巨人は戦意まで打ち砕かれた。19安打13失点はいずれも今季ワーストの惨敗。首位・広島とのゲーム差は11に広がり、前半戦の借金ターンも決まった。屈辱的な結果に、高橋監督は「打たれすぎ。ミスもあったし、これだけ点を取られたら勝負にならない」と、ぶ然とした表情を浮かべた。
頼みのベテランがめった打ちにされた。内海が2回1/3を5失点でKO。「申し訳ない。今日は右にも左にもインコースに突っ込めなかった」。広島打線の勢いを加速させる展開を作ってしまった。
ミスも痛かった。三回1死一、三塁では投ゴロを処理した田原誠が三塁走者のスタートに気づかず、一塁へ送球。やすやすと5点目を奪われた。五回は田中と菊池に許した2盗塁がいずれも失点に結びつくなど、やりたい放題やられた。
13日は日米通算200勝のかかった黒田との対戦。指揮官は「明日は明日で勝たないといけない。勝てるように頑張ります」と、気持ちを奮い立たせた。