「交流戦、阪神２－０オリックス」（１４日、甲子園球場）

　九回２死一塁。オリックスは一発が出れば同点の場面だったが、頼みの糸井は遊ゴロに倒れ試合終了。２００６年５月１６－１８日の中日３連戦以来となる３試合連続完封負け。無得点イニングも３０まで伸びてしまった。

　福良監督は「寂しいね」とぽつり。ドラフト１０位の杉本（ＪＲ西日本）、３年目の奥浪というプロ初出場の２人を先発で起用。二回にはその奥浪から２死満塁の好機をつくるが、杉本が遊ゴロ。その後も好機を築きながら決定打が出なかった。糸井、中島、Ｔ－岡田のクリーンアップが無安打では苦しい。

　「お膳立てはできてるんだけどあと１本がね。打順？変えますよ。何とかしないとね」

　悲愴（ひそう）感を漂わせる指揮官。借金はワーストを更新する１４まで増えた。