日本ハム・中田、ビデオ判定覆らず…
「オリックス4-3日本ハム」(13日、京セラドーム大阪)
日本ハムの4番・中田の豪快アーチは空砲に終わった。しかも昨年7月以来の4安打を放ちながら、サヨナラ負け。主砲は後味の悪い敗戦に「チームが負けたら調子はどうでもいい」とぶ然とした表情だった。
コリジョンルールが認められず、怒りの一撃を見舞った。六回、左線二塁打で出塁した中田。大谷の右前打で二塁から本塁へ突入したがアウトとなった。山崎勝にブロックされたかにも見えたが、ビデオ判定の結果、コリジョンルールは適用されず。三塁ベンチで悔しがった。
そして迎えた4打席目。佐藤達の変化球をフルスイングし、鋭い弾道で左翼席へ突き刺した。文句なしの3号2ランで一時は同点としたが…。
本塁打については「打った瞬間だったね。迷いなくスイングできた」と納得。しかし、コリジョンルールが適用されなかったことには「映像を見たら分かるよ。俺は回り込んでいるわけだから」と無念さをにじませた。
4番がこれだけ打っても勝ちにつながらず、チームは再び借金3となった。