巨人・菅野 鬼門神宮の初勝利は完封

 「ヤクルト0-8巨人」(13日、神宮球場)

 負のイメージを消し去った。巨人・菅野が鬼門・神宮のマウンドで、球団では07年の高橋尚成以来となる圧巻の2試合連続完封劇。チームはリーグ10勝一番乗りで、単独首位に浮上した。ファンの歓声に、エースは「このまま1度も(首位を)譲らないぐらいの気持ちで、頑張っていきたい」と高らかに宣言した。

 1点もやるつもりはなかった。8点リードの九回、今季4試合目にして初めて与えた四球から1死二塁のピンチ。ここでギアを上げた。山田の2球目にこの日の最速タイとなる150キロを計測。2-2に追い込むと、スライダーで空振り三振。その後2死満塁となったが最後は代打・上田を空振り三振に斬り、試合を締めくくった。

 過去3年、神宮では6度の登板で0勝4敗(CSでは0勝1敗)。14年10月2日の登板では右肘痛を発症させ、その後のCSが絶望となってしまうなど何かと相性の悪いマウンドだった。「長かったです。でも勝ってみると、そういう気持ちも忘れます」。昨季4戦4敗のヤクルトに早くも2勝目を飾り、充実の笑みを浮かべた。

 無傷の3勝で、防御率は0・82と抜群の成績。この日はバットでも2安打1打点と活躍した。高橋監督も「言うことのないピッチングだった」と絶賛。絶対的エースに成長した菅野を軸に、巨人が首位ロードを突き進む。

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