楽天助っ人競演弾 2人で全打点
「オリックス2-5楽天」(6日、京セラドーム大阪)
助っ人のアーチ競演で制した。楽天・ゴームズが待望の来日1号アーチで勝ち越せば、九回にウィーラーがダメ押しの2ランだ。頼もしい2人が、全打点を叩きだした。
「これが俺のホームランだ!」。メジャー通算162発を誇る男は、興奮気味だった。同点の四回。東明の高めの直球を待ってましたとばかりに捉えると、左翼席中段まで軽々と運ぶ勝ち越しソロ。五回には2死走者なしからつくった満塁のチャンスで押し出し四球を選んだ。4番ウィーラーも先制打にダメ押し弾と、梨田監督は「打つべき人が打った」とニンマリだ。
チーム打率はリーグ2位の・278。上位から下位へ、下位から上位へと切れ目なくつながる。「打線はあまり変えたくない。イー(一)、スー(四)、チー(七)は決まっている」と指揮官。4番はもちろんのこと、一発を秘めた7番にゴームズが控えているのは、敵にとって脅威でしかない。新助っ人は「ウィーラーと2人で引っ張っていくよ」と頼もしげに誓った。