滋賀学園8強!4番馬越ヘリコプター弾
「選抜高校野球・2回戦、滋賀学園9-1釜石」(25日、甲子園球場)
初出場の滋賀学園は4番・馬越大地内野手(3年)が3安打4打点の大暴れで打線をけん引。19安打9得点で21世紀枠の釜石(岩手)を破り、初の8強へ進出した。
頭上でグルグル回したバットが大爆発した。昨秋の滋賀大会で不振に陥り、試行錯誤の末に生み出した馬越の“ヘリコプター打法”-。ダメ押し2ランを含む3安打4打点の大暴れに「気持ちよかったです」と満面の笑みを浮かべた。
一発が飛び出したのは八回だった。2死二塁から「狙っていた」と、初球の変化球を豪快に左中間席へ放り込んだ。ただ、本人は本塁打と気づかず三塁まで全力疾走。独特の打法と懸命な姿に、聖地は大きく沸いた。
一回に先制の右前適時打を放ち、四回は左越えの適時二塁打。ヘリコプター打法の打球は力強く飛んだが…。その“燃料”は、何とサラダとみそ汁だった。
宿舎入り後、ホテルの豪華なバイキング料理に目がくらんだ。山口達也監督(44)の目を盗んで大量に食べ荒らし、食後に部屋で激甘クッキーをほおばった。だが、明らかに動きが鈍った馬越を見て、指揮官が周囲に聞き取り調査を開始。すべてを暴露され「お前、アホちゃうか!!」と、22日から夕食が制限された。
焼き肉が大好物で、食べ放題店では「タン塩15人前!!」から、ロースなどの肉をむさぼる。「店の方は、嫌な顔をされていると思います」と語る大食漢が「腹が減ったら水を飲んどけ!!」と説教され、間食も禁止。「めっちゃしんどい…」と空腹に耐え、汚名返上の大活躍だ。
山口監督は「何か一品、追加しますわ!!」と笑う。そんな愛すべきヘリコプターの快進撃は、まだまだ止まらない。




