オリ・ドラ9赤間、下剋上開幕1軍狙う
「練習試合、オリックス2-1西武」(27日、清武)
オリックスのドラフト9位・赤間謙投手(25)=鷺宮製作所=が、練習試合・西武戦で2回を無安打無失点の快投を演じ、開幕1軍へ猛アピールした。
八回から登板。先頭打者は秋山だったが、動じることなく投げ込んでいった。7球で投ゴロに打ち取ると、MAX146キロの直球にスライダー、シュートを織り交ぜる投球で凡打の山を築いた。
福良監督は「いいボールを投げていた。開幕1軍も十分ある。争いの中に入ってきた」と目を細めた。赤間は「抑えられて良かった。1軍?まだまだじゃないですか。いい投手がいっぱいいますから」と謙そんするが、首脳陣には好印象を与えることができた。
福島県楢葉町の出身。11年の東日本大震災で実家が被災。父は仮設住宅で暮らしているという。「まずは頑張っている姿を見せることがいいんじゃないかと思います。シーズン入って結果で報告したい」と3・11を前に思いを口にした。28日のキャンプ打ち上げは2軍で迎えるが、下位指名からの下克上で開幕1軍を狙う。