ヤクルト石川G斬りで8度目開幕つかむ

 ヤクルトの開幕投手争いは週末の巨人2連戦(東京ドーム)で最終テストを迎える。27日は右の小川泰弘投手(25)、28日は左の石川雅規投手(36)が先発。ベテラン石川は26日、神宮で汗を流し、「決まるまでアピールしないと。しっかりストライク先行で、シーズン同様の投球をしたい」と4年ぶり8度目の大役に意欲満々だ。

 昨年まで対巨人戦43勝だった中日・山本昌が引退したことで、25勝の石川は現役最多勝の巨人キラーに。東京ドームでの開幕戦といえば、石川が最後に開幕投手を務めた2012年以来。この時は9回1死までノーヒットノーランの快投を演じ、球団歴代単独トップの開幕戦4勝目を挙げている。

 26日はキャンプ打ち上げ翌日でチームは完全休養となったが、小川、成瀬ととも調整。「体は万全。初実戦だが結果も内容も求めていく」と話した。開幕投手について真中監督は「巨人戦の後、本人に伝える」と言う。石川は、自らの左腕でもぎ取りにいく。

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