ハム大谷、米キャンプ問題ナッシング!

 日本ハムは28日、成田空港発の航空機で春季キャンプ地の米アリゾナ州ピオリアへ向けて出発した。初の米国上陸となる大谷翔平投手(21)は、慣れない環境でトラブルが起こる可能性も想定内とし、泰然自若の構えで異国の地に順応していく構えを示した。

 初の海外キャンプにも表情を変えることはない。「(気持ちは)普通です。場所が違うだけでやることは変わらない。暖かいので動きやすいかなと思います」と淡々と話した。

 ただ、これまでの日本でのキャンプとはすべての環境が違う。栗山監督も「日本でやっている以上に言葉を含めて不自由さがある。不自由さがあると今度は知恵が生まれる。若いチームが成長していくために知恵と工夫が必要」と海外キャンプの狙いを説明した。

 従来の名護キャンプでは、打撃練習用のマシンの数も豊富で、施設の利用時間などを含めて好きなときに練習ができた。大谷も休日に朝から練習を行うなど、自分のペースで練習を行っていた。

 だが今回は、栗山監督が「アメリカでは、すべてがそういうふうにはいかない。どういう形で補うか」と話すように、個々の意識が試されるキャンプ。それでも右腕は、言語や環境の違いによるトラブルも想定済みだ。

 「トラブルがあるのが前提だと思っている。しっかり対応すればいい」。早ければ2月8、10日の練習試合・韓国ロッテ戦で登板の可能性もあるが、己への自信は揺るがない。

 昨季は数々のタイトルを獲得も「大した成績を残したとは思っていない」と大谷。野球発祥の国で、大きな飛躍のシーズンへ歩み始める。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

野球最新ニュース

もっとみる

    スコア速報

    主要ニュース

    ランキング(野球)

    話題の写真ランキング

    写真

    デイリーおすすめアイテム

    リアルタイムランキング

    注目トピックス