41歳井口 同級生黒田と「対戦したい」

 ロッテ・井口資仁内野手(40)が2日、QVCマリンフィールドで契約更改交渉に臨み、現状維持の1億8000万円でサインした。来季はプロ20年目。自身への発奮材料として同級生の広島・黒田博樹投手(40)にエールを送った。

 4日が41回目の誕生日。井口は「知りませんよ」と笑ったが、現役続行への思いは誰よりも強い。今季は87試合の出場で打率・247、6本塁打、28打点。ケガもあり満足できる成績ではなかった。同年代の選手の多くが引退し指導者へ転身。「衝撃的だったのは由伸ですかね」と1歳下の巨人・高橋新監督誕生に驚いたという。

 「1年1年が勝負になる。これからもチームに貢献したい」。その視線の先に黒田がいる。来季の去就にまだ結論が出ていない。「まだまだできる。若い選手が励みにしている。帰ってきてまだ1年でしょう。同年代で対戦したい」と、来季の現役続行と共闘を呼びかけた。

 前ソフトバンク・松中の動向次第で、野手では球界最年長になる来季は3年契約の最終年。「シーズンの疲れも取れた。そろそろ動き出しますよ」。心からの笑顔だった。

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