工藤監督「正力賞」選手&監督でW受賞

 ソフトバンクを連続日本一に導いた工藤公康監督(52)が19日、ことしのプロ野球の発展に貢献した選手、監督に贈られる「正力松太郎賞」に選出された。西武での現役時代の1987年に初受賞し、監督就任1年目の今年は2度目の受賞。選手、監督としての「ダブル受賞」は史上3人目。キャンプ地の宮崎での会見では、来季のV3達成をあらためて誓った。

 監督就任1年目でチームを頂点に導いた手腕を評価され、現役時代の1987年に続く2度目の栄誉。工藤監督は最初にナインへの感謝を口にした。「本当に選手たちが頑張ってくれたおかげで日本一になれたし、胴上げもしてもらった。これ以上の喜びはない。選手に感謝したい」

 2月の春季キャンプでは各選手らと面談。対話を重ねる中から昨季日本一を支えた中軸の「解体」を決め、「柳田-内川-李大浩」の新中軸をつくり上げた。新たに4番を任せた内川は主将にも任命。この日の選考委員会で座長を務めた王会長は「自分で情報を集めチームを分析し、選手の性格等もしっかり調べ、なおかつ本人たちと話をして日本一の勝者になった」と選考理由を説明した。

 王会長、秋山前監督と並ぶ選手、監督としてのダブル受賞にも「2人の仲間入りをさせていただいたが、未熟者なので日々精進したい。(出身の)投手の心理を考えながら采配してきたが、打者のことをもっと勉強したい」と口にした。

 「2連覇した瞬間から、自分たちの目標は3連覇」。就任1年目の今季は球団59年ぶりのシーズン90勝を挙げ、大きな勲章も手にしたが、決してそれにあぐらをかくことはない。常勝軍団を目指す指揮官は、2年目の来季も全力で頂点を取りにいく。

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