侍Jが1次Rで苦戦続きだった理由とは

 世界ランキング上位12の国・地域に出場権が与えられる野球の国際大会、第1回「プレミア12」が日本と台湾で開催されている。日本代表は藤浪(阪神)、柳田(ソフトバンク)の辞退はあったものの、各球団から主力選手が集結。MLBが、メジャーリーグ出場の前提となる40人枠に入っている選手の参加を認めなかったこともあり、戦力比較で優勝候補に挙げられている。

 しかし、何が起きるか分からないのが国際大会。日本代表は6チームが2グループに別れて行われる1次ラウンドで、B組を全勝1位通過したものの、思わぬ苦戦続きだった。

 同ラウンド2戦目となった11日・メキシコ戦(台湾・天母)は、九回に中田(日本ハム)のサヨナラ打で辛勝。12日・ドミニカ共和国戦(台湾・桃園)も4-2の接戦。15日・ベネズエラ戦もサヨナラ勝ちだった。

 メキシコ代表は開幕前に出場辞退報道が流れたように、FA選手らで構成された寄せ集めのチーム。第3回WBCを制したドミニカ共和国代表も、将来有望な若手選手はウインターリーグに参加。1A、2Aレベルの選手が多かった。

 そんな両国の代表が、侍ジャパンを苦しめた。理由の一つは、日本戦が“オーディション会場”となっていたからだった。

 大谷(日本ハム)、前田ら注目選手が多い日本戦では、バックネット裏で多くのスカウトが目を光らせていた。前田が先発したメキシコ戦にはメジャー15球団50人が集結。韓国や台湾のスカウトもいた。

 彼らの目に留まれば、オファーが舞い込む可能性がある。願ってもないアピールチャンスにメキシコ、ドミニカ共和国の選手は燃えた。実際、ある球団のスカウトが、今季まで広島の育成選手だったドミニカ共和国・デヘススの球速に興味を示したこともあった。

 ドミニカ共和国の代表で、09~11年まで広島に所属したディオニ・ソリアーノが率直な思いを話してくれた。「本来、代表に選ばれる選手の力と比べれば、ここにいるメンバーの力は落ちる。だけど、僕らはどこかのスカウトの目に留まればと思っている。日本の独立リーグでも、安い給料でもいいんだ。とにかくステップアップしたい。新しいチャンスが欲しい。だから、みんな頑張っている」。国の威信をかけると同時に、新たなチャンスを狙うハングリー精神が、日本代表を苦しめる一因となった。

(デイリースポーツ・西岡 誠)

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