小久保監督 風&芝チェックで「強みに」

 「プレミア12・1次ラウンド、日本-メキシコ」(11日、天母)

 異国での戦いへ準備を整えた。メキシコ戦を行う台湾・天母棒球場で10日の全体練習後、小久保裕紀監督(44)は「明日、この球場でやる。その前に練習をできたのが強みになった」と納得の表情を浮かべた。

 戦い慣れた場ではない。吹き荒れる強風は時間ごとに方向を変え、日本では少ない天然芝の内野グラウンド。環境への順応も戦いの一つとなる。仁志内野守備走塁コーチも「(土は)掘れるし軟らかい。(ゴロは)あまり真正面に入ると、跳ねた時に対応できない」と指摘した。

 練習開始直後のノックでは、内外野にフライを上げて入念に風の感覚をチェック。外野のスプリンクラーの穴も指揮官は「(足を取られると)捻挫する可能性がある」と埋めるように要請した。

 国際大会では、わずかな隙が思わぬ敗北につながる。今後を見据え「予選を1位で通過して準々決勝に行きたい。明日は何が何でも取りにいく」と宣言した小久保監督。どんな逆境もはねのけて、勝利をつかむ。

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