ソフトB武田 完封逃し愛のカミナリ

 「日本シリーズ・第1戦、ソフトバンク4-2ヤクルト」(24日、ヤフオクドーム)

 2年連続日本一を狙うソフトバンクが、14年ぶりの頂点を目指すヤクルトを4-2で下した。先発の武田翔太投手(22)は緩急自在の投球で2失点に抑え、完投勝利を飾った。

 武田の冷静な投球がさえ渡った。九回、畠山に2ランを浴びたが、自身2度目の日本シリーズ登板で初完投勝利。「こういう舞台でいいピッチングができて、自信になる」と、クールな表情を少し緩ませた。

 二回から七回まで無安打投球。九回は、継投を迷う工藤監督に「行きます」と続投を直訴。「点を取られるなよ」と送り出された。

 しかし完封目前の2死一塁から畠山に2ランを浴びた。勝利後、工藤監督から「だから言ったろう!?」と愛情あるカミナリで迎えられた。武田は「自分のミス。でもあそこが(畠山の)ツボかなと。悪いなりに、次につながる」と苦笑いで振り返った。

 カーブを効果的に使い、速球を生かした。山田もバレンティンも無安打。「シーズンと比べてもかなりいい内容」と手応えをつかんだ。ロッテと戦ったCSファイナルSも第1戦に先発したが、4回1/3を2失点。しかし日本シリーズでは十分に期待に応えた。工藤監督も「CSと違い、丁寧な投球をしてくれた」と、若き右腕をたたえた。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

野球最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(野球)

    話題の写真ランキング

    写真

    デイリーおすすめアイテム

    リアルタイムランキング

    注目トピックス