「プロ野球ドラフト会議」（２２日、グランドプリンスホテル新高輪）

　西武１位指名の多和田真三郎投手（２２）＝富士大＝は、ソフトバンク柳田斬りを目標に掲げた。「豪快なスイングをされる。自分の真っすぐを思い切り投げ込んでみたい」。ＭＡＸ１５２キロ右腕は、球界を代表するスラッガーとの対決に思いをはせた。

　西武の単独交渉権が確定すると、はにかんだような笑顔を見せた。「いい選手がたくさんいる。本当にうれしい」。重心の低いフォームから放たれる浮き上がるような直球と、カーブなど多彩な変化球が持ち味で、球団は精神面の強さも評価する。

　背番号は現役引退した西口文也さんの「１３」、空き番号の「１８」が候補に挙がっている。「もしもらえるなら、恥じない活躍をしたい」と口元を引き締めた。