県岐阜商・高橋 故障後初実戦2回4K

 「練習試合、近大4-2U-18高校日本代表」(24日、奈良県内)

 阪神がドラフト1位の最有力候補に挙げる県岐阜商・高橋純平投手(3年)は五回から登板し、2回2失点ながら4奪三振。直球の最速は147キロを計測し、阪神・熊野スカウトもあらためて実力を高評価した。

 マウンドでうれしそうに笑っていた。「久々のマウンドは楽しみでしたし、ちゃんと投げられるか不安もあった」と明かした高橋純。その力はまったく、衰えていなかった。

 左太もも裏の肉離れの影響で、今夏の岐阜大会は1試合しか投げられなかった。故障が完治してから初の実戦登板は、五回に回ってきた。投球練習で踏み出した左足をとられてずっこけ、周囲をヒヤリとさせたが…。投手としての能力はやはり群を抜いていた。

 立ち上がりからストライクを先行させ、2三振を奪って三者凡退。六回は四球と2本のバント内野安打で無死満塁のピンチを招き、1死後、右翼線へ2点二塁打を浴びた。だがここからギアを上げ、この日最速となる147キロの直球で空振り三振。死球を挟み、最後の打者も外角直球で空振り三振に仕留めた。

 「7割くらい(の力)で投げられた。試合の感覚を取り戻す上では良かった」。国際大会のルールに合わせ、味方の攻撃中はキャッチボールを控えるなど、準備も抜かりない。

 視察した阪神・熊野スカウトは「久々の登板でも大学生相手にこれだけやれる。あらためてすごい投手だと思った」と実力を再確認した。「(背番号)18を着けているので味方から安心して見てもらえるように」と高橋純。投手陣の中心的存在であることは間違いない。

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