オリックスの巡回アドバイザーに就任したアレックス・ラミレス氏（４０）が２６日、ＱＶＣマリンの室内練習場で全体練習に初参加し、Ｔ－岡田を指導した。

　「パ・リーグだけでなく日本の中でも素晴らしい打者。よかった時の状態に戻すために話をした」と、付きっきりでマシン打撃を見守った。

　最近５試合で１８打数３安打１打点と、波に乗り切れない大砲に対して「技術や体をコントロールするのはメンタル。そこにアプローチしたい」と、得点圏に走者を置いた打席での考え方を説いた。

　ポイントは３点。「１つは捕手の配球、２つ目に投手の球速、３つ目は自分の後に控えている打者が誰なのか。打てる球が何球来るかを考え、甘い球をミスしないことだ」と試合を想定させた。

　技術面では、軸足のつま先を内に向け、力をためるようにアドバイス。Ｔ－岡田も「チャンスで打てていないので、気になっていることを聞いた。明日から試したい」とヒントをつかんだようだ。

　福良監督代行も「気付いたことがあれば、言ってもらいたい」と歓迎。同氏は２７日からのロッテ２連戦（ＱＶＣマリン）にも帯同予定。連勝中のチームに、大きな力をもたらしそうだ。