プロ野球くじにコミッショナー否定的

 日本野球機構(NPB)の理事会と12球団による実行委員会が8日、都内のホテルで行われた。超党派の国会議員でつくるスポーツ議員連盟がスポーツ振興くじの新たな対象としてプロ野球を軸に検討していることに対して議論が行われた。

 現状では議連から正式要請などは届いていないが、球界では、過去の事件から八百長などの不正行為に対する抵抗感が根強い。

 熊崎コミッショナーは会議の中で野球くじの話題が出たと明かし、「12球団を含め、みなさんの考え方として賛同できないという意見も多かった。今後、極めて慎重に検討していかないと」と否定的な姿勢を示した。

 井原事務局長は「意見を出しあった。急に言われても対応できない重い話。対応せざる得ない時に備えて話をした」と説明した。

 また野球日本代表「侍ジャパン」において、一定人数の代表候補選手を事前に選出する「ロースター制」の導入も承認。人数枠や期間などの詳細は、後日決定する見込みだ。

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