G内海 今季初登板も5失点即抹消

 「交流戦、巨人4-8ソフトバンク」(5日、東京ド)

 苦い今季初登板となった。先発の巨人・内海が四回途中、両太もも裏がつるアクシデントに見舞われ、5失点で降板。「本当に迷惑をかけてしまいました。足がつるようでは話になりません」と厳しい表情で振り返った。

 負傷交代ではあったが、投球自体も厳しいものだった。三回2死一塁、中村晃の右越え2ランで同点とされると、四回1死二、三塁では細山田の左越えへの2点適時二塁打で勝ち越された。強力ソフトバンク打線に7安打。最後は摂津との対戦中に違和感を訴え、そのまま降板となった。

 3月上旬に左前腕部の炎症で離脱。約3カ月の2軍暮らしを経て、ようやくの今季初登板にこぎつけたが結果が出なかった。観戦した長嶋茂雄終身名誉監督は「野球に対する本当のあれが出ていない。精神的なもの」と苦言を呈した。

 原監督も「リリーフも余裕があるわけじゃない。一人一人、大汗をかいて試合をするわけだから」とかつてのエースに厳しい評価を下した。先発投手陣は杉内、高木勇、大竹、マイコラスに加え、登録抹消中の菅野、ポレダが間もなく復帰見込みと、枚数は足りており、試合後に2軍降格が決定。「もう一度つくり直す気持ちで戻ってきたい」と出直しを誓った左腕。復活への道のりは険しい。

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