竜・藤井が故郷豊橋で逆転バースデー弾
「中日11-6広島」(20日、豊橋)
六回、ワンサイドだった試合に、一気に火が付いた。打者10人、6安打を集中して、ついに1点差。だが、この猛追すらも序章だった。七回2死二、三塁、中日・藤井が左中間に逆転3ランを放った。
豊橋は藤井の故郷。そして20日は34歳の誕生日。昨年はサヨナラ弾を放った思い出の球場で、先発出場はできなかった。それでも六回、2点を返しなお2死二塁で代打で登場。右前適時打を放つと、2打席目は試合をひっくり返す一発を放った。
「去年は(それまで)打ててなかった地元で打つことができたんで、今年は打ててなかった誕生日に打ちたい。そう思っていたんです」。過去の誕生日は9打数1安打だったが、この日は2安打4打点。藤井の応援ボードがたくさん揺れる地元で期待に応えた。