ヤ9連敗…真中監督「かみ合ってない」

 「巨人3-2ヤクルト」(16日、東京ド)

 巨人に連夜の1点差負け。長く暗いトンネルから抜け出せない。昨年4月以来となる悪夢の9連敗…。真中監督は「どっちもかみ合ってない。投手も打者も」と唇をかんだ。

 連敗中は2得点以下が6試合と、打線がつながりを欠いている。四回に2号2ランを放ち、ただ1人打点を記録した川端も、巨人に勝ち越された直後の六回1死二、三塁の好機で見逃し三振。「自信をもって見逃したが、カットしておくべきだった。あの三振で勝負が決まってしまった」とうなだれた。

 この日、バレンティンが米国で左大腿直筋肉離れの手術を受けたことが発表された。主砲の早期復帰が絶望的な状況だが、指揮官は「(打線を)いじるのも難しいので、現状のメンバーでやるしかない」と奮起を促した。

 かすかな希望はある。右肩を痛めて離脱中のミレッジだ。真中監督は「明日(17日)の(2軍の)試合に出して、状態を見て決める」と1軍復帰の可能性を示唆。連敗ストップへ救世主の出現を待つしかない。

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