オリ金子復帰メド立たず…シート投げず
オリックスは24日、京セラドームで全体練習を行った。右肘手術からの復帰を目指す金子千尋投手(31)は、予定されていたシート打撃登板を回避。早期復帰に黄信号がともった。
フリー打撃終了後に始まったシート打撃。ただ、登板したのは西1人で、エースの姿はなかった。高山投手コーチは「まだ試合で投げるまでには至っていないという判断です」と説明。今後の見通しについては「本人の感覚がありますから、そこをクリアできれば」と話すにとどめた。
金子については、森脇監督が開幕戦に登板させないと公言済み。最短では開幕2カード目のソフトバンク3連戦で先発する可能性もあったが、この日の登板回避によって極めて厳しくなった。
指揮官は「新しいポジションで仕事をできる選手が出てくるかもしれないし、見つけるチャンスでもある」と前向きにとらえているが、チームにとって痛手なのは間違いない。開幕を目前に控え、エースの回復具合が気がかりだ。