高木&戸根 G新人コンビ開幕1軍当確
「オープン戦、ソフトバンク2-2巨人」(10日、長崎)
巨人期待の新人コンビが、開幕1軍に当確ランプをともした。ドラフト3位の高木勇人投手(25)=三菱重工名古屋=が、5回7安打2失点。雪が舞う悪条件の中で粘り強い投球が光り、「自分らしく投げられた」と笑顔を浮かべた。
プロ初先発を「マウンドに松坂投手しか使った跡がなく、ワクワクしながら投げた」と初々しく振り返った25歳。140キロ台中盤の直球とカットボール、シュートを丁寧に投げ分け、憧れの相手を上回る投球内容。原監督も「一歩一歩、前進している」と評価した。
一方、同2位の戸根千明投手(22)=日大=は3番手で登板し、1回を打者3人でピシャリ。左腕は「まだ開幕もしていないのでもっと調子を上げたい」と表情を引き締めたが、オープン戦は4試合連続無失点と抜群の安定感だ。
斎藤投手コーチは両新人の開幕1軍入りについて「入れるくらいにいると思う」と明言。高木勇は開幕ローテ入りが有力。戸根は貴重な中継ぎ左腕として、戦力になりそうた。