原監督カツ!4番・大田スタメン剥奪

 巨人・原辰徳監督(56)が2日、大田泰示外野手(24)を3、4日の日本ハムとのオープン戦(札幌ドーム)でスタメンから外すことを明言した。結果が出ない若手にカツを入れた。

 この日は札幌に移動後、札幌ドームで練習。3日の相手である日本ハム・大谷について聞かれた指揮官は「絶不調打線だからなあ…」と苦笑い。チームはオープン戦3連敗中。相手先発よりも、自軍の状況に目を向けた。

 メスを入れたのが4番・大田だった。オープン戦に入って打撃が急降下。ここまで4試合全て4番で出場しているが、14打数2安打と結果が出ていない。原監督が明かした3、4日の日本ハム戦の4番はセペダで、3番・坂本、5番・村田という中軸。大田の名前はオーダーになかった。

 阿部、長野、アンダーソンが別メニュー調整中で、大田らの若手は絶好のアピールチャンス。「(若手に)ワーッと出てきてほしい。寝てる間に(3人の)株が上がったらダメ」。原監督は歯がゆい思いを口にした。

 ただ大田にもまだチャンスはある。原監督は開幕スタメンを15日ごろをメドに決めるつもりで、「理想は早くしたいけど、そうなると思う」と言う。そこまでに大田がもう一度結果を出せるか。競争の活性化を、指揮官は願った。

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