M京大田中 直球で挑む!18日初のシート
「ロッテ春季キャンプ」(17日、石垣島)
ドラフト2位・田中英祐投手(22)=京大=が、翌日に控える初のシート打撃に備え、ブルペンで“予行演習”を行った。ゲーム「ストラックアウト」のような9分割したストライクゾーンをイメージし、宣言した箇所に投げ込む「課題投球」に取り組み、制球の精度を確認した。
「課題投球」は「自分の球に責任を持つ」(落合投手コーチ)という意図で投手全員に課せられた。田中は15球を2セット行ったが、17球で右打者の外角低めに相当する7番を球選択。しかし宣言通りに投げられたのは半分に満たず「難しかった。ストライクが欲しくなって狙いにいくと自分のフォームじゃなくなるし」と苦笑いだった。
18日にはシート打撃に登板。初めて実戦形式の練習で投げるが「一番重点的に磨いている真っすぐが通用するか、しっかり試したい」。落合投手コーチは「田中の色を出してほしい。四球で自滅、これだけはやめてほしいけど、打たれて学ぶことも多い」と“打たれてOK”の姿勢を打ち出した。