せいりき松太郎?G新人選手が誤読連発

 巨人のドラフト1位・岡本和真内野手(18)=智弁学園=ら新人8選手が10日、社会の厳しさを味わった。川崎市の球団寮で「プロ野球の心得」という座学を受講。事前に資料を読んでおくよう指示されていたが、漢字や人名を誤読する選手が続出し、講師役の大森育成部ディレクターに雷を落とされた。

 毎年、新人を対象に行われる座学講座。冒頭、ドラフト2位の戸根(日大)が資料中の一文を読むよう指示されたが、2行目の「どういう選手になりたいか。身近な選手に…」と読んだところで詰まった。次の言葉「倣う」(ならう)を読めず「分かりません」と下を向いた。「岡本、分かるか?」と聞かれた18歳も沈黙。その後、新人らは「漏洩」(ろうえい)や「模倣」(もほう)などの漢字も読めず、「分かりません」を連発した。

 次第に緊張感が高まり、ついに育成ドラフト4位の高橋慎(木更津総合高卒)が、巨人の前身「大日本東京野球倶楽部」の創設者・正力松太郎氏の読みを「せいりき」と間違えると、大森ディレクターは「おい、何と言った?しょうりきだ!」と声を荒らげた。

 大森ディレクターは「3日前に読んでおけと言っただろ!」と、野球にも通じる準備の大切さを力説。岡本は「社会人になるので、こういうことをきっちりしないと」と、反省しきりだった。

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