楽天・銀次内野手（２６）が１２日、仙台市内の球団事務所で契約更改交渉を行い、３０００万増の９０００万円でサインした。１億円の大台にあと一歩届かず「来年、必ず大台にいきたいと思います」と決意を新たにした。

　今季はリーグ２位の打率・３２７をマーク。だが、５月に腰痛を発症し一時離脱。１１７試合出場にとどまったこともあり「こんなもんかな」としながらも、「来季は優勝と首位打者しか考えてない」と目をぎらつかせた。

　新たな刺激も受けた。１１月下旬に歌手のナオト・インティライミのライブを鑑賞。本人と話す機会があり「大観衆の前では緊張する」と言われたという。それでも緊張を感じさせずに歌う姿に感銘を受け、負けない活躍を誓った。

　安部井チーム統括本部長は「フル出場していないのが課題」と１年を通しての活躍を期待。銀次も「１年しっかりできる体を作って、打率は３割５分を目指す」と言い切った。大台までの課題を克服し、来季はバラ色のオフにする。