オリの中島誕生!決め手は幼なじみの…

 オリックスは5日、米大リーグ・アスレチックスからFAとなった中島裕之内野手(32)の獲得を発表した。契約は3年で、年俸は総額12億円。背番号は「1」に決まった。中島は同日、神戸市内で行われた入団会見に出席。幼なじみである山崎勝己捕手(32)からのラブコールが、入団の大きな決め手になったと明かした。

 こんなにたくさんのフラッシュを浴びるのはいつ以来だろうか。3年ぶりの日本球界復帰が決まった中島は「オリックスには優勝するために来た。少しでも力になれるように一生懸命やりたい」と、熱い思いを口にした。

 決め手となったのは、山崎勝からのたびたびの電話だった。「時々『来年どうすんの?』『一緒にやろうよ』って来ました」。ともに兵庫県伊丹市出身で、桜台小学校時代にはバッテリーを組んだ。「プロでも一緒にやれることはそうそうない」。再び同じチームでのプレーを選んだ。

 米国ではメジャーを経験できなかった。「メジャーでやりたいのはあった」と挑戦を続けるかの葛藤もあったが、いつ昇格できるか分からない状況で野球を続けるよりは、日本球界復帰を選んだ。

 当初、優先的に考えていた古巣・西武とは条件面で折り合わなかった。阪神からも好条件を提示された。ラブコールには「感謝しています」としながらも、最終的には「(日本に)戻ってきて、結果を出さないとどうこう言われる。パ・リーグでやってきたので、ちょっとでも慣れてる方がよかった」と決断理由を説明した。

 9月上旬に骨折した左手首は完治している。「取ってよかったと思われるようにしたい。アカンかったら、そんときたたいてください」。関西弁で打ち明けたのは不退転の覚悟。優勝請負人として、故郷に錦を飾る。

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