虎ドラ1横山16日優勝決定戦先発あるぞ

 「21Uワールドカップ・2次ラウンド、日本-チェコ」(13日、台中)

 日本代表は12日、2次ラウンド(R)初戦となる13日のチェコ戦(台湾洲際)に備えて、台中市内の台中球場で練習した。今後の日本代表の勝敗次第では、阪神のドラフト1位・横山雄哉投手(20)=新日鉄住金鹿島=が16日の優勝決定戦に先発する可能性が出てきた。

 投げるたびに評価を上げる横山が、再び大役を任されるかもしれない。平田監督がドラ1左腕の今後の起用について「中継ぎということはない」と2次Rも中村、上沢、森とともに先発で起用することを明言。先発投手がローテ順で投げて、日本が16日の優勝決定戦に進出すれば、横山が世界一がかかる舞台でマウンドに上がる可能性が出てきた。

 日本代表は13日からの2次ラウンドでAグループ3位・チェコ、同2位・韓国、同1位・台湾の順に対戦する。今大会は2次Rの成績と、1次Rの成績を合計して優勝決定戦進出チームが決まるため、仮に優勝決定戦以外での先発となったとしても、全ての試合が世界一に向けて落とせない戦いとなる。

 台中球場での練習前には平田監督がナインに2次Rへ向けての心構えを説いた。その言葉に横山も気を引き締め直した。

 「これからはどこでいこうと重要な登板になる。一つの負けが(順位に)響いてくるので出番があればしっかり投げたい」

 11日のニカラグア戦登板翌日となったこの日は「半身浴とかはしているけど、体が張っている」と苦笑いを見せた。今大会は2戦2勝。8回で16三振を奪ったドクターKは、疲れた体にムチを打ち、世界一を目指す。

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