トヨタ逆転星 4番・樺沢が千金同点弾

 「社会人野球日本選手権3回戦、トヨタ自動車6-1JFE東日本」(7日、京セラ)

 パナソニック、トヨタ自動車、NTT西日本が準々決勝に進出した。パナソニックは柳田の2打席連続本塁打などでJFE西日本に競り勝ち、3大会連続の8強入り。トヨタ自動車はJFE東日本に快勝した。NTT西日本は延長十一回の末、ホンダにサヨナラ勝ちした。

 トヨタ自動車打線を目覚めさせたのは4番の一発だ。1点を追う4回、樺沢健遊撃手(25)=東農大出=が左翼スタンドに飛び込む同点弾。勢いに乗ったトヨタ打線は15安打を放ち、JFE東日本を引き離した。

 「いい1本になってくれた。(初戦から安打が)2本ずつ出ているので、いい感じです」と振り返った。

 3年目を迎えた右の長距離砲も、過去2年は目立った結果を残せなかった。転機が訪れたのは昨年末。田中大次郎監督(46)と同い年で、愛工大名電時代に戦った元中日・山崎武司さん(46)が練習場を訪れた。ティー打撃をしていた樺沢は、山崎さんから左脇が開く癖を指摘された。以来、左脇を締める打撃フォームを意識し、今年は好調を維持。今大会は4番として打線を引っ張っている。

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