秋山監督号泣舞い 苦しみ抜きソフトV

 「ソフトバンク2‐1オリックス」(2日、ヤフオク)

 ソフトバンクが今季最終戦で3年ぶりのパ・リーグ優勝を飾った。2位オリックスとの直接対決を延長十回の末にサヨナラ勝ちして決めた。南海時代の10度、ダイエー時代の3度と合わせて16度目のリーグ制覇で、1リーグ時代を含めると18度目の優勝。パでは01年の近鉄以来となるサヨナラ勝ちでの優勝決定となった。CSはファイナルSから出場し、3年ぶり6度目の日本一を目指す。

 みんな泣いた。秋山監督も泣いた。延長十回1死満塁、松田の打球が左中間を破った。柳田が歓喜のホームを踏んだ。シーズン144試合目、サヨナラでの優勝決定。苦しみ抜いた末の優勝。選手の手で7度宙を舞った秋山監督は「幸せです。その一言です」と言うと、声を詰まらせた。

 9月17~28日までの10試合で1勝9敗と大失速した。4・5ゲーム差あった2位・オリックスに、試合前の時点でゲーム差なしに迫られていた。

 シーズン最終戦は、勝てば優勝、負ければ一気に苦しくなる大一番になった。「そういう試合は今まで選手、監督をしているけど、一回も味わったことがなかった。選手はどれだけ重いプレッシャーだったか」。秋山監督が一番、苦しんだはずだ。だが「僕より選手、ファンの皆さんが苦しんだと思う。だから優勝できてよかった」と、その気持ちを思いやった。

 Bクラスに沈んだ昨季も終盤に失速。「これが今の実力。この悔しさを1年間持ち続け、思いを必ず晴らそう」。昨季最終戦後の秋山監督の言葉が巻き返しへの第一歩だった。

 今季は自身2度目の3年契約最終年。球団はオフに総額約30億円の大型補強に動いた。批判的な声もあったが、「関係ない人は好き勝手に言える。それは責任がないから」と言い切った。3年連続V逸なら辞任‐。覚悟を胸に開幕を迎えた。

 新加入の李大浩は全試合で4番に固定。昨季失速の一因となった4番不在を解消した。投手陣も新人の森を積極起用。「勝利の方程式」に組み込んで、接戦に強いチームをつくり上げた。

 順調に白星を積み重ね、シーズンを折り返した直後の7月7日。王球団会長から来季以降の監督契約更新の方針を伝えられた。返答はあえて保留した。貯金16で首位を争っていたが、チームの青写真が完全に描き切れていなかったからだ。

 7月以降、チームは充実の度を増した。難病を克服した大隣が先発陣に加わり、打線も柳田や中村らがさらに成長。30代のベテランと20代の若手が融合し、常勝軍団への階段を上がった。

 6年で3度のリーグ制覇は、王球団会長に肩を並べた。再び打診された2年契約は既に内諾した。理想は現役時代に6度の日本一を経験した西武のような「大人のチーム」。現在の背番号81の脳裏には、チームの明確な将来像が描かれている。

 もちろん、まだ戦いが残っている。「144試合、目いっぱい戦ってここまできました。これから一山、二山ありますが、一歩ずつ前進しながら、最後まで日本一を目指して頑張ります」。3年ぶりの日本一を力強く誓った。

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