オリ崖っぷち3連敗…金子前倒し登板も

 「ロッテ4‐2オリックス」(28日、QVC)

 首位・ソフトバンクが停滞する中、逆転優勝を狙うオリックスも3連敗で崖っぷちに立たされた。

 先発・吉田一が初回、3連打で2失点。三回は2番手・マエストリが角中に右越え2ランを打たれた。宮内義彦オーナーが観戦する中、中盤に2点を返したが、それ以降はホームが遠かった。

 森脇監督は「全員で戦った結果。また明日やね」と重い口を開いた。29日からの楽天2連戦で連敗すれば、優勝の可能性は消滅。10月2日のソフトバンク戦に勝って優勝への望みをつなぐためにも、勝ち続けるしかない。

 後がない状況に追い込まれ、エース・金子を30日の楽天戦に登板させる可能性が濃くなった。当初、金子の登板はソフトバンク戦とみられていたが、前倒しさせる方針だ。「(可能性を10月2日へつなぐため)最高の努力をしないといけない。勝つためのプランは、誰が考えても間違いない」と指揮官は示唆した。

 「(ソフトバンクよりも残り試合が多いため)こっちは自力で動かせる状況。もう一度、悔いのないようにしっかりやっていきたい」と、あらゆる手を打つ。18年ぶりのリーグ制覇へ、ともしびを消すわけにはいかない。

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