オリ投手陣崩れて敗戦もマジック6

 「オリックス6‐9西武」(26日、京セラ)

 不幸中の幸いだ。オリックスは投手陣が崩れて、逆転負け。それでもソフトバンクが敗れたため、優勝へのマジックは1つ減って「6」。森脇監督は本拠地最終戦終了後のセレモニーで「残り試合から日本シリーズまで、挑戦者として勇敢に戦いたい」と、ファンに誓った。

 初回に3点を先制したが、先発・東明が三回までに3失点。四回2死一、二塁となったところでベンチは交代を決断した。

 しかし、前日は功を奏した早めの継投が、裏目に出た。五回、比嘉が中村に左中間への勝ち越し適時二塁打を打たれると、代わったマエストリが森に痛恨の2ランを浴びた。

 比嘉は前日の試合で三回途中から登板、1回2/3を無失点に抑え34試合連続無失点のパ・リーグタイ記録を樹立した。しかしこの日は制球、球威とも落ちていた。マエストリは西武4連戦で3度目の登板。疲労がたまっているのも事実だ。マジックは出ているが、勝敗を考えるとまだまだ不利な状況。残り試合、勝てる試合を確実にものにして、ファンとの約束を果たす。

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