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星野監督辞任 Bクラス低迷の責任取る

 楽天・星野仙一監督(67)が18日、コボスタ宮城で会見し、今季限りでの辞任を正式に表明した。シーズン中盤の腰痛での離脱、Bクラスに低迷している責任を取り、3年契約の1年目での異例の辞任。今後はアドバイザー的立場として、チームの強化に携わっていく。

 涼しい風が吹く仙台。時計は午後5時。三木谷オーナーと会見に臨んだ星野監督は、テレビカメラ16台、報道陣100人が詰めかける中、辞任の決断について口を開いた。

 「直接の原因は成績。(腰痛で)チームを離れて、大変迷惑をかけた。しかもこの成績。勝負師として、シーズンを離れることはあってはならない。復帰はしたが、ひそかにそのころから、今季限りと決断していた」

 昨年、球団初のリーグ優勝、日本一を成し遂げ、東北に感動を巻き起こした。だが今季は5月に「腰椎椎間板ヘルニア」「胸椎黄色じん帯骨化症」を併発し、2カ月間離脱。あわせて、Bクラスという現状に責任を痛感し、辞任を決めた。

 7月下旬に復帰後は、離脱前よりも歩くスピードが上がった。体調には問題がないように見えた。嶋、銀次、藤田、松井稼、則本‐。主力選手はみんな、来年の指揮を願った。「監督、来年もやってほしいです」。嶋の言葉がうれしかった。当然、意欲はあった。三木谷オーナーらから慰留もされた。だが「(体調の)いい状態が続かない。やっぱり、それじゃダメなんだよ」と決意は固かった。

 三木谷オーナーの「今後も大所高所から球団を見てほしい」という言葉通り、肩書こそ決まっていないが、編成を含めた運営全般を取り締まるポジションで支えていく。11月に行われる倉敷秋季キャンプも参加する。

 だがこれが最後のユニホーム姿になると、断言する。「もうユニホームは着ないよ。これには“絶対”がつく。この球団に、オレの全てを置いていく」。阪神、中日、楽天と携わった全球団でリーグ優勝を経験。今後のオファーの可能性もあるが、監督復帰には全面否定した。

 夏が終わり、肌寒くなってきた9月の札幌で、こんなことを言った。「秋は別れの季節って言うだろ?涼しくなってきて、さみしい気分にもなる。でも、オレは秋が一番好きだよ。野球屋はオフが秋だからかもしれないけど、次に向かって何かが始まる。いい季節だよ」。あまたの激闘を繰り広げた闘将・星野が、ユニホームを脱ぐ。

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