M唐川やっと2勝“荒療治”効いた

 「ロッテ3-0ソフトバンク」(24日、QVC)

 中継ぎ登板から中3日で臨んだ右腕が、気迫を見せた。7回無失点のロッテ・唐川が、遅ればせながらの今季2勝目を挙げた。

 117球と球数を要したが、直球のキレはよみがえっていた。14日の日本ハム戦で今季8敗目を喫し、翌15日からブルペン待機。20日のオリックス戦で2番手で登板し、2回無失点、5奪三振と好投した。「気持ちの部分でしっかり入って行けた」。“荒療治”が奏功した形だ。

 2桁勝利を計算されていた右腕。本拠地で受ける今季初のヒーローインタビューに、「お立ち台で、ふがいなさを感じました」と神妙な面持ちだった。

 「今までのツケを返せるとは思っていないけど、やるしかない」。チームの自力CS進出は消滅したが、可能性が残る限り、腕を振り続ける。

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