甲子園開幕、台風のため史上初2日順延
第96回全国高校野球選手権大会は9日、悪天候のため、開会式と1回戦3試合が2日後の11日に延期となった。開会式の2日間延期は史上初となる。台風11号の接近により9日は早朝から大雨で、10日も回復する可能性が低いと判断した。日程はそのまま2日延びて、11日以降、順調に試合が消化されれば、決勝は25日に実施される。
午前5時前、西宮市の甲子園球場に主催者、大会役員、球場関係者が集合。台風11号の影響と日程について話し合い、同5時15分に史上初となる開幕から2日間の延期を「警報も出ているため安全面を最優先。全会一致で」(日本高野連・竹中雅彦事務局長)決定した。
開幕延期は1920年の第6回大会、60年の第42回大会に続いて54年ぶり、3度目。また2日間続けての中止は2009年以来となる。
新たな日程では22日に予定される準々決勝までに、天候不良などであと1日順延すると、その翌日に設定された休養日は消滅する。竹中事務局長は「休養日をなくするのは本意ではないが今回はやむを得ない」と話した。
また午前9時には、10日の甲子園室内での練習(第1日に出場する6校が対象)も安全への配慮から中止に。
こうした措置を受け“開幕戦”で龍谷太平安と戦う春日部共栄は午前8時過ぎに大阪府内の運動施設を一度は確保、昼前に伊丹市内の宿舎をバスで出発も、20キロ余り走ったところで土砂災害警戒情報でその施設が使用不可になり、宿舎へ逆戻り。
その後、西宮市内で練習場を見つけて午後3時から開始とばたついた。同校野球部関係者は「(使用が)駄目なところがいっぱいありました。先約があったり…」と、10日も含めた2日分の雨天練習場の確保という異例の対応に苦慮していた。
各校多かれ少なかれの影響を受けつつ、大会は11日、仕切り直しの開幕を迎える。





