原巨人4連敗…「一塁・阿部」拙守連発
「DeNA10‐1巨人」(7日、横浜)
大敗だった。巨人は攻守で精彩を欠いた。5月以来の4連敗。DeNAに3連戦3連敗は06年(横浜時代)以来、8年ぶりの屈辱だ。原監督は「こういう戦いをすると、攻撃、守備、ピッチャー…こういうゲームになる。教訓」と厳しい表情だった。
阿部を今季初めて一塁で起用したが、慣れていないその守備が乱れた。二回。山崎の一、二塁間へのゴロは阿部の守備範囲だったが、追わずに二塁内野安打に。さらに三浦の二遊間のゴロを坂本が好捕したが、阿部は一塁を離れていた。坂本はがら空きの一塁に悪送球(記録は坂本の失策)し、痛恨の失点だ。
阿部は「宮国に『申し訳ない』と謝っておいた」と反省した。七回には、名手の高橋由がまさかの2失策。貧打をカバーしてきた守備力もほころびが出始めている。
六回には亀井が走塁中に左足に違和感を訴え途中交代。8日に検査を受けるが、好調な亀井まで離脱となれば泣きっ面に蜂だ。攻撃面で「執念。そういうものが必要」と力説した指揮官。試練の時の迎えた。