楽天・西田が千金3ランで乱打戦制す
「西武8‐9楽天」(21日、西武ド)
乱打戦の主役となった。楽天・西田が八回無死二、三塁から、左翼席中段へ同点の3ラン。九回の勝ち越し劇につなぐ値千金の一発だ。「後半戦の1戦目、何としても勝ちたいという思いでした」とヒーローインタビューで白い歯を見せた。
両軍計33安打の打ち合い。序盤のリードを守れず、中盤で引き離される。敗色濃厚のムードをかき消した。ボウデンの4球目。129キロの落ちるボールを、すくい上げるようにしてはじき返した。田代打撃コーチが「将来は3番が打てる」と期待する男。文句なしの6号弾だった。
最下位で迎えた後半戦。5位の西武と1ゲーム差と再接近した。若き22歳はチームを代表して「後半戦は、挽回のイーグルスでやっていきたい」と誓い、ファンからの声援を浴びた。